- S.L.A.A.のワールド・サービスのための最終的責任と究極の権威は、常に私たちの共同体全体の集合的良心に帰属します。
- 年次ビジネス協議会は、委任によって、私たちのワールド・サービスおよびS.L.A.A.全体の声であり良心となっています。
- 効果的なリーダーシップを確保するため、S.L.A.A.の各構成要素、つまり、協議会、評議員会、スタッフおよび委員会は、すべてが「決定権」を保有します。
- メンバーに対して、奉仕を任されたしもべの役割に見合った投票権を行使する機会を認めることによって、「参加権」が保証されます。
- 少数意見が聴かれ、個人的苦情が慎重に考慮されるよう、「アピール権」が行き渡ります。
- ワールド・サービスの事柄のほとんどにおける主な主導権や実際の責任は、評議員会として活動する協議会の評議員メンバーによって遂行されるべきことを、協議会は認識しています。
- フェローシップの定款および準則は法的文書であり、それによって評議員はワールド・サービスに関することを管理し、執行する権利を与えられています。協議会憲章は法的文書ですが、その最終的効力は伝統とS.L.A.A.の資力にもかかっています。
- 評議員は全体的方針と財政についての主要な企画立案者であり管理者です。彼らは分離して法人化された継続的に活動するサービス機関の後見的な監督を行っており、その一環としてスタッフの雇用権限を持っています。
- 良いサービス・リーダーと、その健全かつ適切な選出方法は、私たちの将来の機能と安全のために、すべてのレベルで必須のものです。ワールド・サービスの主なリーダーシップは、評議員会によって引き継がれなければなりません。
- すべてのサービスの責任には、それに見合った同等の権限が伴っています。その権限の範囲は、伝統、決議、具体的な職務記述書、適切な憲章や準則によって、常によく定義されています。
- 評議員は、できるだけ優れた委員会、スタッフ、コンサルタントを必要とします。その構成、資格、就任手続、交代制度や権利義務には、常に重大な関心が払われます。
- 協議会は、以下のことに留意して、S.L.A.A.の伝統の精神を順守します。
a. 危険な富と権力の座には決してなりません。
b. 財政原則は、十分な運営基金と準備金を持つ慎重なものとします。
c. どのメンバーも、他のメンバーに対して絶対的な権威の地位に着くことはありません。
d. 重要な決定はすべて、討論と投票によって、できる限り事実上の満場一致に至るようにします。
e. その決議はいずれも個人を罰するものであったり、公の論争を引き起こすものであったりしません。
f. 政府のように振る舞うことは決してせず、協議会が奉仕するフェローシップと同様に、その思想と行動において常に民主的であり続けます。
*© 2012 The Augustine Fellowship, S.L.A.A., Fellowship-Wide Services, Inc. 無断転載禁止。アルコホーリクス・アノニマスの「12の概念」は、Alcoholics Anonymous World Services, Inc.(“AAWS”)の許可を得て翻案されています。「12の概念」の翻案の許可は、AAが私たちのプログラムと提携していることを意味するものではありません。AAはあくまでアルコール依存症からの回復のためのプログラムです。AAにならったプログラムや活動において「12の概念」を使用することは、あくまで他の問題に対処することに向けられたものであり、それ以上のことを意味するものではありません。